シン・ニホンや落合陽一さんの「Withコロナ時代の日本再生ロードマップ」に出演し、最近よくお見かけする安宅和人(あたか かずと)さん。
コロナウイルスが収束した後、日本はどう変わっていくかについての的確なコメントをしていて、一体どんな方なのか気になりました。
今回は安宅和人の出身や年齢、学歴と、ブログやTwitterについて調査してみました。
目次
安宅和人の出身、年齢、学歴は?
安宅和人さんのプロフィールはこちら。
氏名 | 安宅和人(あたか かずと) |
生年月日 | 1968年生まれ |
出身 | 兵庫県 |
学歴 | 東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程修了 |
年齢は1968年生まれなので、今年52歳になります。
学歴は生物化学を専攻していたのが意外でした。
てっきり経済や法学部なのかなと思っていました。
千里眼的な洞察力で独特な切り口が面白い安宅和人さんですが、生物化学を専攻しているのもつながる部分があるのかもしれないですね。
現在の肩書
様々な分野で活躍中の安宅和人さん。
もちろん、肩書も一つではありません。
現在の肩書がこちら。
- 慶應義塾大学SFC 環境情報学部 教授
- ヤフー株式会社 CSO (Chief Strategy Officer)
- データサイエンティスト協会理事/スキル定義委員長
2008年からヤフーに入社し、2012年よりCSOを務めています。
正直これって兼任できる仕事量なのだろうか?と思ってしまいましたが、安宅和人さんの著書「イシューからはじめよ」に書いてある考え方を、安宅和人さん自身も実践されているのだろうなと改めて感じました。
安宅和人の経歴
安宅和人さんは、東京大学大学院生物化学専攻にて修士課程修了後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社しました。
その後4年半の勤務後、イェール大学脳神経化学プログラムに入学し2001年春、学位(Ph.D.)取得。
2001年末、マッキンゼー復帰に伴い日本に帰国します。
マッキンゼーでは、10年以上に渡り消費者マーケティングに従事し、マーケティング研究グループのアジア太平洋地域中心メンバーとして幅広い商品・事業開発、ブランドの立て直しに関与。
その後、2008年からヤフーへ移り、COO室長、事業戦略統括本部長を経て2012年からCSOに就任します。
2016年から慶応義塾大学SFCでデータ×AI時代の基礎教養を教え、2018年の秋からは慶應義塾大学SFC 環境情報学部 教授に就任。
内閣府 科学技術イノベーション会議(CSTI)基本計画専門調査会委員、内閣府 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度検討会 副座長ほかデータ×AI時代での変革をテーマにした公職にも多数ついています。
仕事ができる人ほど、忙しいって本当ですよね。
これほどまでに猛烈に活動されている姿を垣間見ると、体を壊さないか心配でもあります…
安宅和人のブログは?
安宅和人さんはニューロサイエンスとマーケティングの間 – Being between Neuroscience and Marketingというご自身のブログをお持ちです。
これからの日本の在り方や、世界がどのように変わっていくかについて書かれた記事が多くあります。
1つの記事にギュッと凝縮された物事のとらえ方のエッセンスが詰まっているように感じます。
是非一度、アクセスしてみてください。
安宅和人のTwitterは?
安宅和人さんはtwitterのアカウント(@kaz_ataka)もお持ちです。
本当にもったいないな。。会社は単に金を儲けるマシンではない。こういう苦しい時こそスキルと技術、そして情熱を社会のために解き放つ時だ。こんなときだからこそ色々社会のために役立ちたい人はどの会社も多いだろう。#沈ニホン #シンニホンhttps://t.co/ojqPy2SHr6
— Kaz Ataka / 安宅和人 (@kaz_ataka) April 23, 2020
ニュースについての私見や、おススメの本の紹介がツイートされています。
毎日安宅和人さんのツイートを見ていれば、世の中のとらえ方の勉強になりそうですね。
安宅和人さんの7日間ブックカバーチャレンジ
ブックカバーチャレンジとは何ぞや?と思われた方も多いかもしれません。
Facebook上で流行っており、Twitterにも派生しています。
目的とルールはこちら。
- 読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ
- 好きな本を1日1冊、7日間投稿する
- 本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
- 都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
安宅和人さんの7日間のブックカバーチャレンジで紹介された本をまとめてみました。
一日目
記念すべき一日目の本はこちら。
藤原新也さんの『メメント・モリ』です。
安宅和人さんのコメントがこちら。
コロナは間違いなく、我々にも死が隣り合わせであるということ、毎日生きていることの有り難さを教えてくれている。FBで7日間ブックカバーチャレンジに呼び込まれ、本日より始めたが、一冊目はこれしかないだろう。
社会情勢を反映したチョイスでした。
二日目
7日間ブックカバーチャレンジ2日目はこちら。
インタラタイ かつ代さんの『「顔」の悪い日本人』です。
安宅和人さんのコメントはこちら。
タイの名門チュラロンコン大学で教えられ、そのままタイ人の経済学者と結婚された著者による一冊
初めて読んだ時の衝撃と背筋を伸びる感じ、は今も忘れません。
こちらの本は残念ながら、現在絶版となっていました><
三日目
7日間ブックカバーチャレンジ3日目はこちら。
開高健さんの『オーパ!』です。
安宅和人さんのコメントがこちら。
あらゆる伝染病との共存を前提としたWithコロナ時代に入る我々。
それは自然と土との赤裸々な裸づきあいから始まる。
それを正に体現した一冊。
自然との共存がテーマの本です。
四日目
7日間ブックカバーチャレンジ4日目はこちら。
内藤濯さんの『未知の人への返書』です。
安宅和人さんのコメントがこちら。
星の王子さまの訳者である内藤先生の一冊。
彼自身の言葉と心の豊かさがあの素晴らしい作品を生み出したことが深く深く分かる一冊です。
こんな一冊を僕もいつか世に残したい。
ちょっと表紙が怖い…でも、安宅和人さんが薦めるなら読んでいたいです。
五日目
7日間ブックカバーチャレンジ5日目はこちら。
五十嵐 大介さんの『海獣の子供』です。
安宅和人さんのコメントがこちら。
毎日、サカナに憧れ、飽きもせず裏の海に潜った日々を深く思い起こしてくれる作品。
これほど情報量の高い純粋な絵は宮崎駿監督以外見たことがない。
こちらはマンガなので、読みやすそうですね♪
安宅和人さんもマンガ読むんだ~って個人的に意外でした。
六日目
7日間ブックカバーチャレンジ6日目はこちら。
C.W. ニコル (著), 村上 博基 (訳)の『勇魚』です。
安宅和人さんのコメントがこちら。
勇魚(いさな)とはこの美しすぎる表紙にある通り鯨(クジラ)のことだ。
ワイルドで硬質で、力強い。傑作。
何となく今までの傾向として、安宅和人さんは魚とか海系がお好きなのかなと感じました。
七日目
7日間ブックカバーチャレンジ7日目!ついに最後の日が来ました。
最終日の一冊はこちら。
吉野 せいさんの『洟をたらした神―吉野せい作品集 』です。
安宅和人さんのコメントがこちら。
昭和50年 大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
福島県いわき市の76歳の農婦である作者が半世紀連れ添った夫の逝去後筆を執った作品。
いかなる評も要らない。
こちらの本は中古本しか現存していないようです。
欲しい方はお早めに!
安宅和人の著書
安宅和人さんの著書をまとめました。
イシューからはじめよ
脳科学×戦略コンサル×ヤフーのキャリアから、知的生産の全体観を描いた本です。
イシューからはじめよにはどんなことが書いてある?
内容が濃いのでまとめるのも大変恐縮ですが、ざっくり言うとこのような内容が書かれています。
- 効果的なアウトプットの方法
- 生産性の高い仕事術
- 論理的思考力の伸ばし方について
仕事の効率を上げ、より多くの成果を出したい方の必読書ではないでしょうか。
シン・ニホン
産・官・学の全領域を横断しファクトベースで切り込む、安宅和人さん渾身の書き下ろしです。
シン・ニホンにはどんなことが書いてある?
意志なき悲観論でも、現実を直視しない楽観論でもない、建設的(Constructive)な、「価値ある未来のつくり方」がテーマです。
・現在の世の中の変化をどう見たらいいのか?
・日本の現状をどう考えるべきか?
・企業はどうしたらいいのか?
・すでに大人の人はこれからどうサバイバルしていけばいいのか?
・この変化の時代、子どもにはどんな経験を与え、育てればいいのか?
・若者は、このAIネイティブ時代をどう捉え、生きのびていけばいいのか?
・国としてのAI戦略、知財戦略はどうあるべきか?
・AI時代の人材育成は何が課題で、どう考えたらいいのか?
・日本の大学など高等教育機関、研究機関の現状をどう考えたらいいのか?
コロナ禍の今、まさに読むべき本なのではないでしょうか?
まとめ
様々な重役を兼任し、多方面でご活躍中の安宅和人さん。
外出自粛中の今だからこそ、安宅和人さんの本を読み、日本の未来について一緒に考えてみるのもいいですね。
安宅和人さんがNewsPicksで共演した方はこちら♪
参考 斎藤祐馬/デロイトトーマツ社長の学歴と年収は?年齢や結婚も 参考 冨山和彦(経営共創基盤CEO)のコロナ本の評判は?経歴や年収もチェック